ニデック社長、不正を謝罪=株主、永守氏の責任追及



モーター大手のニデックは18日、京都市で定時株主総会を開いた。岸田光哉社長は会計・品質不正について「深くおわびする」と謝罪。その上で、「問題を徹底的に洗い出し、抜本的な改善を遂行する」と再生を誓った。相次ぐ不正は創業者の永守重信氏に責任があると指摘されており、株主から「損害賠償請求しないのか」などと厳しい声が上がった。

経営陣に対する質問が相次ぎ、総会は終了まで4時間近くかかる異例の展開となった。別の株主は、品質不正について「メーカーにとって命取りになりかねない」と批判。永守氏が説明する場を設けるよう求める意見もあった。

総会では、永守氏が務めていた「グローバルグループ代表」職を削除する定款変更や、ガバナンス(企業統治)強化のために社外取締役を大幅に拡充する議案など、会社側が提案した5議案を採決。いずれも可決された。

不正会計は昨年9月に発覚。第三者委員会が今年4月にまとめた調査報告書は、永守氏による業績目標達成に向けた過度なプレッシャーなどを背景として指摘した。5月には顧客の確認がないまま部材や設計を変更するといった品質に関する不適切行為の疑いが判明。東京証券取引所は昨年、ニデックを上場廃止の可能性がある「特別注意銘柄」に指定した。

〔写真説明〕京都市内のホテルで開かれたニデックの株主総会=18日午前、京都市下京区

2026年06月18日 16時01分


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