
【ニューヨーク時事】米国や日本、欧州の長期金利が記録的な高さに上昇している。日本など各国の財政不安や原油価格の高止まりに伴うインフレ懸念に加え、米IT企業が人工知能(AI)投資の費用調達に向け社債発行を増やしていることも影響し、国債が売られて利回りが上昇(価格は下落)したとみられる。
30年物米国債利回りは18日、一時2007年6月以来約19年ぶりの高水準となる5.3382%に達した。日本の10年債利回りも1996年10月以来約30年ぶりの高水準に上昇。報道によると、ドイツとフランスの10年債利回りはそれぞれ15年ぶりと18年ぶりの水準まで上がった。
市場では、投資家が各国の財政赤字などを問題視し、国債を売って警告する「債券自警団」の動きが意識されている。この言葉を考案した米著名ストラテジスト、エドワード・ヤルデニ氏は18日、米テレビ番組で「日本で『自警団』が非常に活発なのは明らかだ」と、日本の財政悪化に警戒感を示した。
〔写真説明〕一時、2.945%に上昇した長期金利を示すモニター=18日、東京都中央区
2026年08月19日 12時58分