
米ブルームバーグ通信は28日、ベネズエラが石油輸出国機構(OPEC)の脱退を検討していると報じた。同国の石油権益を狙うトランプ米政権との協議が進んでいるという。5月に脱退したアラブ首長国連邦(UAE)に続く離脱が現実となれば、OPECの一段の影響力低下につながる可能性がある。
米国は今年1月、ベネズエラへの軍事作戦に踏み切り、反米左派だったマドゥロ大統領を拘束。後を継いだロドリゲス暫定政権は米国との協調路線に転換し、米国の政治的影響力が急速に拡大している。
ブルームバーグによると、両国の協議は非公開で進められており、最終決定には至っていない。協議では、ベネズエラ国内の複数油田を巡る100年間のリース契約締結案などが浮上しているという。ベネズエラの原油埋蔵量は世界最大規模とされるが、投資不足で開発が進んでいない。7月の生産量は日量120万バレルと、OPEC加盟国でも低迷している。
〔写真説明〕停泊するベネズエラ産原油の積載タンカー=1月、米テキサス州フリーポート(AFP時事)
2026年08月28日 18時07分