
財務省は28日、政府・日銀が外国為替市場で、7月30日から8月26日までに計15兆3993億円の為替介入を実施したと発表した。月次公表ベースでは過去最大の円買い・ドル売り介入となった。円相場は7月30、31日と8月3日に急騰。歴史的な円安進行を抑えるため、政府・日銀が複数回にわたって介入した。
一連の円買い介入は4~5月の大型連休中に実施して以来、約3カ月ぶり。前回の介入額は計11兆7349億円で、今回はそれを上回った。累計で27兆円超と年間ベースで過去最大だった2024年の約15兆円をすでに超えた。介入日ごとの金額は11月に公表される予定だ。
円相場は7月下旬に1ドル=164円に迫り、約39年8カ月ぶりの水準にまで円安が進行していた。政府・日銀が介入に踏み切り、30日夜に162円台後半から一時157円台まで5円近く急騰。翌31日に160円超に戻ったが、再び157円台に上昇した。8月3日にも急騰する場面があった。
片山さつき財務相とベセント米財務長官は3日、約28年ぶりとなる日米当局による円買い協調介入を7月31日に実施したと表明。円安阻止へ異例の連携姿勢を示し、互いに「さらなる協調介入もちゅうちょしない」と強調した。米当局側の介入規模は明らかになっていない。
〔写真説明〕財務省=東京都千代田区
2026年08月28日 20時28分