
財務省と内閣府が11日発表した7~9月期の法人企業景気予測調査によると、大企業全産業の景況判断指数はプラス5.3となった。プラスは2四半期ぶり。半導体関連の需要が増えたことや宿泊、飲食業の客数増などで、製造業、非製造業ともに景況感が改善した。
財務省の担当者によると、中東情勢の緊迫化による影響は前回調査よりも軽減された。ただ、調査は8月15日時点。その後の米国とイランの対立激化で原油価格は騰勢を強めており、「今後も企業の動向を注視する」と説明した。
内訳は、大企業製造業がプラス7.6。半導体製造装置の需要増で、生産用機械器具製造業が23.4の大幅プラスとなった。人工知能(AI)データセンター向けの需要も拡大し、情報通信機械器具製造業もプラス19.9だった。大企業非製造業はプラス4.2。宿泊や飲食業などサービス業が7.6のプラスで、金融、保険業も貸出金利の上昇による収益改善でプラス3.4となった。
一方、中堅企業全産業はプラス0.8で、中小企業全産業はマイナス10.9。中堅・中小の改善が遅れている。
〔写真説明〕東京都心の高層ビル群=8月11日(AFP時事)
2026年09月11日 13時01分