
米投資ファンド、Lキャタルトンの清水俊孝日本代表は29日までにインタビューに応じ、「事業承継のニーズは高く、日本への投資機会はまだまだある」と強調した。消費財やサービス業への投資で豊富な実績を持っており、「後継者不足だけでなく、さらなる成長を目指すオーナーの間でファンドと組むことが選択肢になり始めた」と手応えを語った。
Lキャタルトンは、高級ブランド「ルイ・ヴィトン」を擁する仏LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)と提携しており、2018年に東京オフィスを開設した。日本国内では、家具卸大手の関家具(福岡県大川市)、丸紅に売却した化粧品会社、エトヴォス(大阪市)などへの投資実績がある。
24年には日本の中堅・中小企業に特化した450億円規模の1号ファンドを設立し、対日投資を加速させている。清水氏は事業環境を踏まえ、「1号よりも大きな規模のファンド立ち上げも検討している」と明らかにした。
今年8月には、個人向け投資助言サービスを手掛けるファイナンシャルスタンダード(東京)の買収も発表。清水氏は「『貯蓄から投資へ』のトレンドは続き、助言サービス業としての需要があると判断した」と狙いを説明した。
〔写真説明〕インタビュー取材に応じるLキャタルトンの清水俊孝日本代表=10日、東京都港区
2026年09月29日 20時32分