
東京・渋谷を象徴する百貨店として親しまれた西武渋谷店が30日、開業以来58年の歴史に幕を下ろした。最後の営業日となったこの日はあいにくの雨だったが、閉店を惜しむ多くの顧客が足を運んだ。
西武渋谷店は、1980年代に流行した「DCブランドブーム」の火付け役となるなど若者文化をけん引。しかし近年は、消費者のニーズが大きく変化する中、周辺の新しい商業施設やネット通販との競争などで収益が悪化していた。
東京都世田谷区の60代女性は、「ブランドブームの時によく来ていた。最近はレストランなどを利用していたが、なくなるのは寂しい」と語った。川崎市の60代男性は「文化的な貢献が大きかった」と、流行の最先端だったかつての姿に思いをはせた。
小林清店長は「渋谷という街とともに歩み、多くの人に支えられながら営業を続けてこられたことに心より感謝する」とコメントした。
〔写真説明〕多くの人が見守る中、閉店した西武渋谷店=30日午後、東京都渋谷区
〔写真説明〕多くの客でにぎわう閉店日の西武渋谷店=30日午後、東京都渋谷区
2026年09月30日 21時14分