
【シリコンバレー時事】米グーグルが導入した人工知能(AI)による検索結果への要約の表示は反トラスト法(独占禁止法)に違反するとして、米メディア企業が同社を訴えた裁判で、首都ワシントンの連邦地裁は9月30日、原告側の請求を棄却した。
訴訟は、2025年に音楽雑誌「ローリング・ストーン」を出版する米ペンスキー・メディアなどが提起した。AI要約の導入により、利用者が自社のウェブサイトにアクセスする件数が減少し収益が悪化した他、事実上引用を拒否できない状態になっているのは違法だと主張。行為の差し止めや損害賠償を求めていた。
連邦地裁は、グーグルのシステムが各社のウェブサイトの情報を自動的に収集しコンテンツを利用する行為について、原告と被告との間に明確な合意がないことから、反トラスト法の要件を満たさないと判断した。
〔写真説明〕米グーグルのロゴマーク(EPA時事)
2026年10月02日 18時05分