茂木外相「公正な経済秩序」訴え=APEC会議、オンラインで開催



【北京時事】日米中ロなど21カ国・地域で構成するアジア太平洋経済協力会議(APEC)は3日、オンラインで閣僚会議を開いた。茂木敏充外相は、世界経済の不確実性が高まる中、サプライチェーン(供給網)への悪影響を避けるため「ルールに基づく自由で公正な国際経済秩序の強化」を訴えた。経済的威圧や保護主義への懸念が念頭にあるとみられる。外務省が4日発表した。

中国の王毅外相と王文濤商務相が共同議長を務めた。中国は18~19日に南部広東省深セン市でAPEC首脳会議を開く。閣僚会議は通常、首脳会議の直前に対面形式で開かれることが多く、コロナ禍を除けばオンライン開催は異例。

赤沢亮正経済産業相は会議で「供給網を混乱させる重要鉱物の恣意(しい)的な輸出規制は控えるべきだ」と述べ、中国によるレアアース(希土類)規制をけん制。中東紛争に伴う原油高を受け、エネルギー供給網の安定も焦点となった。

王外相は、米国の自国優先の通商政策を念頭に「経済のグローバル化は逆風にさらされている」として、多国間貿易体制の維持を主張。王商務相も「自由貿易の堅持」を求めた。

〔写真説明〕3日、オンラインで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)閣僚会議(中国外務省のホームページより・時事)

2026年11月04日 18時28分


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