米財務省、国債買い戻し拡充継続=最大11兆円、金利抑制で



【ワシントン時事】米財務省は4日、長期国債の買い戻し拡充策を継続すると発表した。期限は今月上旬までだったが、1回当たりの上限額を従来の3倍に当たる60億ドル(約9500億円)とする方針を維持。来年2月上旬までの3カ月間で計700億ドル(約11兆円)買い戻すことで、金利上昇を抑制する考えだ。

長期金利の指標となる10年国債などを対象とする。人工知能(AI)ブームに伴う投資活発化やインフレ懸念などを受けて夏以降、長期国債の利回りは急上昇した。過度な動きは一服したものの、利回りは高水準にとどまる。

金利の抑え込みはトランプ政権にとって重要課題だ。財政悪化の一因となっている国債の利払い費の膨張を防ぐほか、長期金利に連動する住宅ローン金利を下げ、低迷する住宅市況を活性化する狙いがある。

3日投開票の中間選挙では「アフォーダビリティー(手頃な価格)」の実現が争点だったが、住居費上昇を含めた物価高が有権者の不興を買い、与党共和党は大敗した。

〔写真説明〕米財務省=ワシントン(AFP時事)

2026年11月05日 09時34分


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