雄弁さ影潜め、笑顔なく=支持率下落で低姿勢―韓国大統領



【ソウル時事】「国民を尊重する気持ちが足りなかった」。韓国の李在明大統領は18日の記者会見で一貫して殊勝な態度を見せ、支持率反転を期した。持ち前の雄弁さは影を潜め、言葉を選ぶような静かな口調。笑顔はほとんど見せなかった。

「国民の思い、国民の暮らし

もっと気を配ります」と銘打たれた会見。就任1年などの節目ではなく、世論の悪化を受けて急きょ開かれた。座って話すのが通例だが、今回は謙虚な姿勢を示すためか、立ったまま行われた。

支持率下落について問われ、「最初は理解できない面も多かった」と振り返った。ソウル市長選での革新系与党「共に民主党」候補敗北、過熱した与党代表選、不動産価格上昇、株価急落など6月以降の下落の要因は複合的だ。打開しようと断行した8月末の内閣改造も裏目に出た。

米韓関係もぎくしゃくしており、李氏は調整が難航している対米投資に関する質問で「夜よく眠れないほど悩んでいる」と吐露した。

見解を異にする質問にも正面から反論せず「もっと意思疎通を図り、もっと耳を傾け、もっと尊重し、しかしやろうとしたことは決して諦めない」。深々と頭を下げて会見を終えた。

一方、李氏が抱える5件の刑事裁判に関し、与党は4月、特別検察官が李氏の事件の起訴を取り下げられるようにする法案を国会提出。退任後の「身の安全」のため裁判自体をなくそうとしたと見なされ、世論悪化の一因となった。

李氏は会見で、起訴取り下げに関する部分を法案から削除するよう与党に求めると表明。ただ、自らの事件について「悪意のでっちあげ捜査」とも強調。裁判を受けるとは明言せず、「起訴取り下げ」への未練ものぞかせた。

2026年09月19日 07時12分

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