男系養子「15歳以上」が対象=現在の女性皇族、身分保持は本人判断―30年ごとの見直し、付則に・典範改正骨子



政府が検討する皇室典範改正案の骨子が19日、判明した。養子として皇室入りが可能な旧宮家の男系男子について、対象を「15歳以上」と明記。現在の女性皇族は、結婚時に皇室に残るか否かを本人の意思で決めることができるとした。

皇族数の確保状況などを踏まえ、必要に応じて30年ごとに見直しを行う規定も付則に盛り込んだ。

木原稔官房長官は19日、衆参両院の正副議長と衆院議長公邸で会談し、骨子を提示。大筋で了承された。

骨子は、与野党各党が「立法府の総意」としてまとめた(1)女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する(2)旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える―の2案を踏まえた。政府は、月内にも閣議決定して今国会に提出し、会期内の成立を目指す。

養子は、1947年10月に皇籍離脱した旧11宮家の男系男子から迎え、皇位継承資格を持たない。養親となる皇族の範囲は、親王、親王妃、内親王、王、王妃、女王に限り、皇嗣や皇嗣妃は除く。

現在の女性皇族は、現行制度の下で人生を歩んできたことへの配慮から、結婚後の身分を「選択制」とした。女性皇族の夫と子の身分には触れなかった。

会談後、森英介衆院議長は記者団の取材に応じ、骨子を「『総意』に沿った内容だと判断した」と評価。政府は、改正案の要綱を22日に正副議長に示した後、各党に説明する。

〔写真説明〕記者団の取材に応じる森英介衆院議長(中央右)と関口昌一参院議長(同左)ら=19日午後、東京・永田町 〔写真説明〕記者会見する木原稔官房長官=19日、首相官邸

2026年06月19日 22時08分


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