
政府が皇族数の確保策を盛り込んだ皇室典範改正案の骨子を衆参両院に示したことに関し、野党からは19日、法制化に向けて丁寧な議論を求める声が相次いだ。共産党は女性・女系天皇を巡る議論を避けている政府・与党を批判した。
国民民主党の榛葉賀津也幹事長は記者会見で「静かな環境で粛々淡々と前に出していく」と述べ、早期の改正案成立が望ましいと訴えた。
中道改革連合の小川淳也代表は「あまり時期にとらわれることなく丁寧に議論してもらう必要がある」とくぎを刺した。旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案に対し、党内に反対意見があることを念頭に「慎重に対応したい」と述べた。
立憲民主党の水岡俊一代表も「性急な話の展開になっているのではないかと非常に懸念している」と指摘した。
共産党の山添拓政策委員長は「女性・女系天皇をはなから除外するもので、皇位継承で避けて通れないものを脇に置くのはふさわしくない」と反発。れいわ新選組の高井崇志副幹事長は「反対している野党は結束して(改正を)阻止しなければならない」と呼び掛けた。
〔写真説明〕記者会見する国民民主党の榛葉賀津也幹事長=19日午後、国会内
2026年06月20日 07時10分