
人工知能(AI)開発会社「オルツ」(東京都港区、上場廃止)の粉飾決算事件で、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載など)罪に問われた元執行役員浅井勝也(46)、元財務経理部長有泉隆行(53)両被告と、法人としての同社に対する判決が25日、東京地裁であった。宮田祥次裁判官は両被告に懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役3年)を言い渡し、法人としての同社は求刑通り罰金3億円とした。
宮田裁判官は、架空の売上高が約110億円に上ったとし、「粉飾率は極めて高く、本来なら承認されなかった新規上場を果たした。証券市場に与えた影響は甚大だ」と指摘。両被告に関し「犯行で重要かつ不可欠な役割を果たしたが、指示を受ける従業員の立場にすぎなかった」として執行猶予を付けた。
〔写真説明〕東京地裁=東京都千代田区
2026年05月25日 17時24分