
昭和天皇ゆかりの品々を展示する昭和天皇記念館(東京都立川市、休館中)の改修に伴い、展示されていた昭和天皇の御料車「ニッサン・プリンス・ロイヤル」が15日午前、同館から運び出された。宮内庁車馬課に一度返却し、11月28日に予定されているリニューアルオープンまでに再搬入する。
同館は2005年11月に開館。施設老朽化に伴い、今月1日から改修工事に入った。車はこの日、担当者らが手で押し、館内からトラックに搬入された。
車は1968年に製造された3号車で、全長約6.2メートル、重さ3.2トン。同年の福井国体で最初に使われ、昭和天皇の最後の乗車は87年、栃木県の那須御用邸から黒磯駅までという。
改修費は約2億円で、約1400万円をクラウドファンディングで集め、残りも財界などからの募金で賄った。改修後は映像などを活用し、若い世代にも分かりやすい展示にする。梶田明宏館長は「昭和天皇を知らない若い世代にも、お人柄に触れられる展示にしたい。オープンの暁にはぜひ来館していただければありがたい」と話した。
〔写真説明〕昭和天皇記念館改装のため運び出される御料車「ニッサン・プリンス・ロイヤル」=15日午前、東京都立川市
〔写真説明〕昭和天皇記念館改装のため運び出される御料車「ニッサン・プリンス・ロイヤル」=15日午前、東京都立川市
2026年06月15日 15時32分