
北海道江別市の公園で2024年、大学生長谷知哉さん=当時(20)=が6人から集団暴行を受け死亡した事件で、強盗致死などの罪に問われた元大学生、川村葉音被告(21)ら3人の裁判員裁判の判決が25日、札幌地裁であった。高杉昌希裁判長は「極めて残忍で悪質な犯行」と述べ、川村被告に懲役30年(求刑無期懲役)を言い渡した。
当時18歳の元高校生、滝沢海裕被告(19)は求刑通り懲役20年、当時16歳の少年は懲役9~13年の不定期刑(求刑懲役10~15年)。
主犯格とされる当時18歳の元アルバイト川口侑斗被告(19)ら2人の初公判は7月13日に開かれる。長谷さんと交際していた元大学生、八木原亜麻被告(21)の初公判期日は未定。
高杉裁判長は判決で、長谷さんと八木原被告の交際トラブルが事件の契機になったと指摘。「本来は話し合いで解決すべきだったのに、当事者でもない者が乗り込んで暴力に発展しており、その経緯に酌量すべきところは何もない」と非難した。
川村被告については、暴行や金品を奪う流れをつくり、「犯行をけん引した」と判断。滝沢被告は「ライダーキック」と言って飛び蹴りしたなどとし、少年は犯行を助長するような言動を取ったと指摘した。
判決によると、3人は川口被告らと共謀し、24年10月25~26日、江別市の公園で長谷さんに殴る蹴るの暴行を加え、「全部出せ」などと言って現金やクレジットカードを奪い、外傷性ショックで死亡させるなどした。
〔写真説明〕札幌地裁=札幌市中央区
2026年06月25日 18時42分