
東北の三陸沖合では昨年以降、比較的大きな地震が続いている。東北大災害科学国際研究所の岡田悠太郎助教(地殻変動論)は「今後もこのエリアで同規模の地震は起きる可能性がある」と指摘。今回の震源の東側では30年以上にわたり大きな地震が発生しておらず、いつ起きるか分からないとして日頃の備えを呼び掛けた。
岡田助教は、東北北部の沖合を震源とする地震について「海側と陸側のプレートの間でひずみが蓄積されることによって起きる」と説明。東日本大震災を起こした巨大地震からは15年が経過しており、「関連性が全くないわけではないだろうが、直接的な影響は考えにくい」と話す。
今回の震源の東側は、1994年にマグニチュード7.6の「三陸はるか沖地震」が起きて以来、規模の大きな地震が発生していない「空白域」となっている。岡田助教は「空白域の北や南、西を震源とする大きな揺れが相次いでおり、三陸はるか沖と同規模以上がいつ起きるか分からない」と警鐘を鳴らす。
一方で、「日本全国どこでも、規模の大きな地震は起きる恐れがある」と強調。今回の地震をきっかけとして、家具の固定や津波襲来時の避難経路などを日頃から確認する必要があると訴えた。
〔写真説明〕三陸沖を震源とする地震で発表された「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を知らせる電光掲示板=4月21日、岩手県大船渡市
2026年06月25日 21時19分