台風25号、死者14人に=停電や浸水、交通寸断続く―発生から1週間



台風25号による大雨で、神奈川、千葉両県では28日、新たに2人の死亡が確認され、死者は計14人、捜索が続く行方不明者は1人となった。同日で発生から1週間が経過。被害が広範囲に及んだ千葉県では、堤防が決壊した印旛沼周辺などで浸水が続くほか、各地で起きた土砂崩れなどにより停電や断水が継続。鉄道の一部区間では復旧に3カ月かかる見通しとなっている。週内には台風26号が接近する恐れもあり、住民らは新たな災害に不安を募らせている。

新たに死亡が確認されたのは、神奈川県三浦市の20代女性と千葉県市原市の60代男性。同県長柄町では、警察や消防などが運転中に土砂崩れに巻き込まれたとみられる70代男性の捜索を続ける。

千葉県などによると、28日午後4時現在で、住宅被害は損壊が計200棟超、浸水が約1600棟。約3900軒が停電、約450戸が断水したままで、約160人が避難所に身を寄せる。約2000軒が停電する市原市では、同日から自衛隊が倒木処理に当たった。

JR東日本によると、総武線の八街―成東間は復旧まで約1カ月、内房線の姉ケ崎―木更津間は約3カ月かかる見込み。内房線ではバスが確保できず、代行輸送も実施できていない。

こうした中、非常に強い26号が接近する可能性があるとの天気予報を受け、25号の爪痕が残る地域の住民からは不安の声が漏れる。酒々井町の男性(44)は「とても心配だが、水が引かない限り対策のしようがない」と話した。

熊谷俊人知事は27日、印旛沼の堤防応急工事を視察し、「台風が到来するまでにどこまでのことができるかだ」と述べた。

〔写真説明〕大雨による浸水が続く住居と車=28日午後、千葉県酒々井町

2026年09月28日 19時20分


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