
北海道などに出された緊急地震速報が直後に取り消された16日、札幌市内では大きい地震がなかったことへの安堵(あんど)や困惑の声が相次いだ。
飲食店で昼食を取っていた水戸啓貴さん(34)は「驚いて、皿などを割ってけがをしないよう注意した。何より地震がなくて安心した」と落ち着いた様子で語った。60代の無職男性は「今回の誤報はひどい。原因を検証し、二度と起こらないようにしてほしい」と顔をしかめた。
会社員の女性(53)は「心配した東京の親族から連絡が来たが、揺れていないし何が起きたのか分からなかった」と困惑気味。「最近多い不正アクセスかと勘繰った。取り消し(の警報)音まで大きいと驚くし、迷惑だ」とあきれた表情を浮かべた。
北海道根室市によると、同市では防災行政無線や災害情報共有システム(Lアラート)が起動し、市内全域に身の安全を確保するよう呼び掛ける放送が流れたという。
市危機管理課の担当者は「速報取り消しは津波からの避難を沿岸に呼び掛けるか庁内で話し合っていたタイミングだった」と振り返り、「幸い大きな混乱がなく安心した」と話した。
〔写真説明〕札幌市内の風景=2020年1月、北海道(EPA時事)
2026年10月16日 17時26分