自転車青切符、導入半年で1万5900件=ながらスマホ最多、事故は1割減―警察庁



自転車の軽微な違反に反則金を科す交通反則通告制度(青切符)について、警察庁は6日までに、4月の導入から半年間の青切符交付件数が全国で1万5919件(暫定値)に上ったと発表した。走行中にスマートフォンなどを扱う「ながら運転」が最多で、4割強を占めた。自転車が絡む交通事故は前年同期比で1割弱減少し、同庁は「青切符導入で利用者の安全意識が高まった可能性がある」と分析している。

青切符は16歳以上を対象に113種類の交通違反に反則金を科す。同庁によると、4~9月に交付した青切符で最多だった「ながら運転」は6904件(43%)。「一時不停止」5559件(35%)、「信号無視」1374件(9%)と続き、遮断踏切への立ち入りと右側通行(逆走)を加えた5種で約96%を占めた。

都道府県別では、東京が最多の2977件で、大阪2853件、埼玉1893件、愛知1725件と続いた。地域差が大きく、山形、三重、徳島、長崎はそれぞれ1件にとどまった。指導警告票の交付件数も最多の大阪18万3364件から最少の鳥取383件まで大きく開いた。

同庁の担当者は悪質で危険な違反を除き、指導警告を優先する指針は全国一律だとした上で、「今後も制度の適切な運用と交通ルールの周知徹底に努める。地域事情を踏まえた運用状況も注視していく」と話した。

4~9月の自転車が絡んだ事故の件数は前年同期比9.1%減の3万1021件、死傷者数は同9.7%減の2万9827人だった。自動車を含む事故全体では、件数・死傷者数とも同約2%減で、制度が事故抑止につながった可能性がある。

〔写真説明〕自転車の交通違反に対する反則金制度(青切符)が始まり、指導・取り締まりを行う警視庁の警察官=4月1日、東京都北区

2026年11月06日 14時47分


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