オリックスの杉本が4番の働きをした。2点リードの五回2死一塁。甘く入ったカットボールを振り抜き、目の覚めるようなライナーで左翼席に突き刺した。「追加点が欲しい場面だったので、打ててよかった」。昨季の1号本塁打は6月の交流戦だっただけに、「1本出てほっとしている部分はある」と胸をなで下ろした。
打順が大幅に入れ替えられた中、自身は開幕から3試合連続で4番。「実力で勝ち取った4番ではない」と現状を謙虚に受け止めている。近年は満足のいく成績を残せていない33歳。「周りから認められる打者になれるように」と力を込めた。
【時事通信社】
〔写真説明〕5回、2ランを放ち、ベンチ前で祝福されるオリックスの杉本=30日、京セラドーム
2025年03月30日 19時17分