DeNA梶原、願い届いた先制弾=リードオフマンの決意―プロ野球



打球の行方を見届け、DeNAの梶原はさっそうとダイヤモンドを駆けた。今季初アーチは、チームにとっても1号。開幕3戦目に待望の一発が出たホームの観衆を沸かせた。

まだチームに安打が出ていなかった四回。「2ストライクまではしっかり強く振って、いかに得点圏で後ろのいいバッターにつなげるか」を意識して打席に入り、メヒアの浮いた変化球を見逃さず、バックスクリーン方向へ。「すごくいい感触はあったが、届くかな」。入ってくれとの願いは届いた。

零封負けした前日も含め、3試合連続の安打。開幕カードの締めくくりは最終的に3安打とした姿に、三浦監督も「1番打者としていい形で先制してくれた。打席で落ち着いてきた」と認めた。

昨季は夏から打撃面で出色の活躍を披露し、リーグ3位から日本一に輝いたチームの一翼を担うと、今春には日本代表としてプレー。実績を積み上げてきたが、強打者が並ぶ打線での定位置確保は容易ではない。オープン戦では一時戦列を離れ、2軍に回った。

開幕目前で負傷離脱した桑原の穴を埋め、リードオフマンの役目を務める。長い1年を見据え、「チームのためにまずは塁に出ることを意識して頑張りたい」と決意を新たにした。

【時事通信社】 〔写真説明〕4回、先制のソロ本塁打を放つDeNAの梶原=30日、横浜

2025年03月30日 19時19分


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