
【ニューヨーク時事】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平は、米国社会においてもスポーツ界の顔の一人として挙げられる存在になっている。
米誌タイムは各界の1年間を振り返る特別号の表紙に、トランプ米大統領や人気女性歌手のテイラー・スウィフトさんらとともに大谷の写真を掲載。ドジャースのワールドシリーズ連覇について伝える記事の中で、大谷を「並外れたスーパースター」と紹介した。
大谷は2025年も傑出した活躍を見せた。レギュラーシーズンでは投打の二刀流が復活し、打っては24年を1本更新する自己最多の55本塁打。3年連続4度目の最優秀選手(MVP)を受賞した。4度のMVPは7度のバリー・ボンズ(ジャイアンツなど)に次ぐ単独2位となった。
ポストシーズンではワールドシリーズ連覇に貢献。ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦では打者として3本塁打、投げては先発で七回途中まで無失点、10奪三振で勝利投手になった。トランプ氏が「今まで見た中で最高の投手の一人であり、最高の打者の一人だ」とたたえるほどの大きなインパクトを残した。
26年はメジャー開幕の前に、日本代表「侍ジャパン」が連覇を狙うワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が控える。これまで何度もファンの想像を超えてきた大谷にとって、どんな年になるか。
【時事通信社】
〔写真説明〕ドジャース大谷翔平の写真(右下)が掲載されている米誌タイム特別号の表紙
2025年12月29日 16時27分