
フリースタイルスキー男子モーグルで、王座を手にし続けてきたのがミカエル・キングズベリー(33)=カナダ=だ。9日に行われたワールドカップ(W杯)で前人未到の通算100勝を達成。ミラノ・コルティナ五輪では、金メダルを狙う堀島行真(トヨタ自動車)の強力なライバルになる。
地元カナダのバルサンコムで金字塔を打ち立てた。国際スキー・スノーボード連盟によると、大記録達成にキングズベリーは「何と表現すればいいのか、言葉が見つからない」と興奮気味に語った。左太もも付け根を負傷した影響で、昨年12月のW杯開幕戦は途中で棄権したものの、五輪に向けて状態を上げてきた。
過去3度の五輪で金1、銀2のメダルを獲得し、世界選手権は通算9個の金メダル。一時代を築いたそのベテランに、肩を並べてきたのが堀島だ。デュアルモーグルも合わせた昨季W杯の勝利数はキングズベリーの9勝に対し、堀島は4勝。昨年の世界選手権では堀島がモーグルを制し、キングズベリーはデュアルモーグルで優勝。互角の戦いとなった。
「長くこの競技をやってきたが、行真だけは特別。もっと努力しないといけないと思わせてくれる」と語るキングズベリーに対し、堀島は「彼を超えるシーズンが今シーズンでありたい」と意気込む。王者が貫禄を見せるか、それとも日本のエースが新たな歴史をつくるか。
【時事通信社】
〔写真説明〕フリースタイルスキー世界選手権の男子モーグルでエアを披露するキングズベリー=2025年3月19日、スイス・サンモリッツ(EPA時事)
〔写真説明〕フリースタイルスキー世界選手権の男子モーグルで優勝した堀島行真(中央)と、2位のキングズベリー(左)=2025年3月19日、スイス・サンモリッツ(EPA時事)
2026年01月17日 07時19分