
熱い気質は秘め、実直に振る舞う。中日のドラフト1位右腕、中西聖輝投手(青学大)は「気迫にあふれ、勝ちに徹する投球が持ち味。全てを発揮したい」。にぎやかな言動は控え、自分自身に集中している。
自らの指針にぶれはない。10日の新人合同自主トレーニング初日。キャッチボールで意識してカーブを織り交ぜた。「確認作業の一つ。きれいに相手の胸にいけば、きちんとしたフォームで投げている証拠」。うなずく表情に自信がこもる。
制球良く最速152キロの速球やフォークを投げ込む。昨年の東都大学秋季リーグで6連覇に貢献し、明治神宮大会も2連覇。三振を奪って拳を握る姿は情熱的だ。「自己中心的ではなく、チームのために腕を振る。これを覚えて結果につながった」と振り返る。
かつて感情が表に出やすく、熱くなって崩れることも。「カッとなって周りもはねのけるのではなく、全員で抑える気持ち。感情をコントロールするようになった」。周囲への配慮など心の成長はミスを減らし、技術も高まったと実感する。
昨季の中日は4位で、4年ぶりに最下位から脱出。智弁和歌山高時代を含め、各年代で日本一の味を知る22歳の加入は大きい。「中西だったら、と思ってもらえる選手になりたい」。淡々とした口調に潜むエース像は、とびきり頼もしい。
【時事通信社】
〔写真説明〕中日の新人合同自主トレーニングでキャッチボールする中西=10日、愛知・ナゴヤ球場
〔写真説明〕中日の新人合同自主トレーニングでノックを受ける中西(左手前)=10日、愛知・ナゴヤ球場
2026年01月17日 14時36分