
打球が右翼スタンドへと吸い込まれるのを見届けると、ゆっくりとダイヤモンドを回った。広島の敗色が濃くなった八回、坂倉が試合をひっくり返す3ラン。値千金の一発となり、「きょうは3打席駄目だったので、何とかやり返したいと思っていた。うれしい」。4番の一振りが勝負を決めた。
七回まで1安打と打線が沈黙する苦しい展開。2点を追う八回、先頭の代打秋山と小園が四球で出て、2死一、二塁で坂倉が打席へ。ルシアーノの速球を迷わず振り抜いた。その裏からはマスクもかぶり、攻守でチームを引っ張った。
開幕後、打率が2割を切ることもあり、打撃面の不調に苦しんだ。「(数字が)良いから打てるものでもない」。だが、28日の巨人戦でも一発を放つなど、調子は上がってきていた。
これでチームは今季2度目のカード勝ち越しを決めた。新井監督は「ホームに帰ってからも、これをつなげていい試合がしたい」とほっとした様子。頼れる中軸と巻き返しを図る。
【時事通信社】
〔写真説明〕8回、逆転の3点本塁打を放つ広島の坂倉=30日、東京ドーム
〔写真説明〕巨人に勝利し、ファンの声援に応える広島の坂倉=30日、東京ドーム
2026年04月30日 23時02分