
球審を務めていた川上拓斗審判員に打者が投げ出したバットが直撃し、重傷を負った事態から1カ月足らず。危険なスイングに対して、12日から罰則規定が適用されることが決まった。
日本野球機構(NPB)野球規則委員会の山川誠二委員長は「選手にも安全性を意識してもらうということ。注意喚起を含めて早急に策定した」と説明した。今回のようにバットが真後ろに飛ぶケースは異例だが、今季はスイングで審判員や捕手が負傷するケースが相次いで発生。野球ファン以外からも注目が集まり、安全面の配慮が不十分という危機意識が迅速な対応につながった。
規定策定の目的は処罰ではなく、「打者は打撃完了までバットを持っているのが当然」(山川委員長)という意識付けを促す側面が強い。今回はバットから完全に手を放した場合のみが対象だが、フォロースルーやバットが折れて他者に当たった場合も含めるかどうかの議論は続けていくという。
【時事通信社】
〔写真説明〕別の試合で球審の側頭部にバットが直撃し負傷した件を受け、ヘルメットを着用して試合に臨む球審(左)=4月18日、甲子園
2026年05月11日 21時58分