
打球が中堅に転がるのを、巨人のウィットリーは無念そうに見詰めた。八回2死で村松に初安打を許し、無安打無得点は消滅。スタンドからは、下を向いて降板した右腕をたたえる拍手が響いた。
制球の乱れが目立った序盤を乗り切ると、三回に浅野の先制ソロで援護を受ける。201センチの長身からの速球は、終盤まで150キロ台中盤をキープ。汗びっしょりで脚がつりそうになりながら、10三振を奪った。
当初は90球をめどに継投の予定だったが、首脳陣は「もっと投げたい」という心意気を買った。来日1年目の元大リーガー。カーブでカウントを取りにいったり、フォークも混ぜるようになったり。米国より機動力を使う日本の野球に順応するため、工夫を重ねてきた。
マルティネスに7年連続の20セーブ目で締めてもらった1―0の試合を「チーム全体の勝利」と言う姿は誇らしげ。投手陣の新たな柱になりそうだ。
【時事通信社】
〔写真説明〕4回を投げ終え、雄たけびを上げる巨人先発のウィットリー=20日、東京ドーム
〔写真説明〕3回、先制ソロを放った巨人の浅野(右)と迎える先発のウィットリー=20日、東京ドーム
2026年06月20日 18時33分