
完全復活を感じさせる投球だった。日本ハムの有原が、ロッテ打線を寄せ付けず今季初完封。3安打、9奪三振、無四球という文句なしの内容で3勝目を手にし、お立ち台では「少しほっとしている」と本音が漏れた。
積極的に振ってくる相手に対し、一回はわずか4球で3人を片付けた。速球に力が戻り、チェンジアップなどの変化球も生きる。打たれた安打は全て単打で、二塁も踏ませない。テンポ良くちょうど100球を投げ、一人でマウンドを守り切った。
昨季までソフトバンクに所属し、2年連続で日本ハムの伊藤と最多勝を分け合った。伊藤と並ぶ先発の柱として期待され古巣に復帰したが、大量失点する試合も多く、前半戦は2勝6敗と振るわなかった。新庄監督は「最初の方はずっと勝てなくて本人が一番苦しい思いをして。やっと。3月から待ってました」と安堵(あんど)の表情だった。
「何とかしなきゃいけない気持ちはあった。ここから取り返していくしかない」と有原。33歳の右腕にとっても、チームにとっても勢いづきそうな1勝になった。
【時事通信社】
〔写真説明〕完封勝利を挙げた日本ハムの有原=2日、エスコンF
2026年08月02日 18時46分