ピンチで光った強さ=接戦制した仙台育英―高校野球



独特な緊張感のある開幕試合。仙台育英の須江監督は「イレギュラーなことが起きる条件がそろう。どんなことが起きても、受け入れる」。覚悟して臨んだ一戦を僅差でものにした。

この試合で相手に許した安打は3本。それでも、3投手が計10四死球を与え、ピンチの連続だった。2―1の八回2死一、三塁。ミスが絡んだ状況にも、エースの梶井は「全く焦りはなかった」。140キロ台の直球を続ける強気の投球。最後は高めのスライダーで空振り三振に仕留め、ほえた。九回のピンチもしのぐと、力強くガッツポーズ。梶井は「全ての緊張が解けた。うれしい」。

苦しい場面でも崩れない強さの秘訣(ひけつ)に、7月から取り組む「終盤の鬼」と名付けられたメニューがある。劣勢や難しい状況を設定した中での実戦練習。梶井は九回2死満塁、3ボールの状況で投球をしてきた。「1球でもボールを投げたらサヨナラ負けの場面を想定した」。日ごろの成果が出た。

目指すは、2022年以来の全国制覇。主将の倉田は控えの選手のサポートに感謝し、「部員全員で勝ち取った勝利。一戦一戦強くなっていきたい」。勢いのまま突き進む。

【時事通信社】 〔写真説明〕力投する仙台育英先発の古川=5日、甲子園

2026年08月05日 21時39分


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