
八王子実践は甲子園初勝利にあと一歩及ばなかった。0―1の九回。2死二塁から大塚が変化球を見極めて四球を選び、代打に金子が告げられた。「準備はできていた」。相手投手の特徴を整理し、落ち着いて打席へ。狙っていた直球を右前に運び、走者が生還。土壇場での同点劇にアルプススタンドがどっと沸いた。
西東京大会や直前の練習試合で不安を感じさせた守備も無失策と踏ん張った。1人で投げ抜いた先発の塚原は「頼もしかった」。試合後は涙を流す選手もいたが、「いい顔で終わろう」と声を掛け合った。学校創立100周年の節目に初出場した大舞台で、健闘の足跡は残した。
【時事通信社】
〔写真説明〕鳴門渦潮に敗れ、応援席にあいさつする八王子実践の選手ら=9日、甲子園
2026年08月09日 19時37分