
親子2代で自国開催の大舞台に臨む選手がいる。陸上女子400メートル障害の青木穂花(ゼンリン)は6月の日本選手権で初優勝し、愛知・名古屋アジア大会代表に選ばれた。母の早穂子さん(旧姓城土)も1994年に同種目で日本女王に輝き、同年の広島アジア大会で5位入賞。青木は母を上回る表彰台を目標に掲げる。
福岡県出身で陸上一家に生まれた。弟の龍翔(立大)も1500メートルで日本トップレベルのランナー。青木は中学でバレーボール部に入ろうと考えていたが、陸上部の姉と顧問の先生に誘われて入部。「半ば強制だったけど、結果的によかった」と笑う。
今季は5月の東日本実業団選手権を制覇。前半で余裕を持って入ると、最後まで大きく失速せず走り切った。自分に合ったレース展開を身に付け、日本選手権は予選から自己記録を大幅に更新。決勝では母から「自分がやりたいレースをやってきなさい」と背中を押され、日本歴代3位の55秒92をマークして頂点に立った。
アジア大会期間中に25歳となる。趣味はお菓子作りで、クッキーやマフィンを他の選手に配ることも。母の存在は競技生活における「指標」と言い、「目標の選手」と尊敬のまなざしを向ける。「母と同じ国内のアジア大会に出られることがうれしい。母も喜んでいる。自己記録更新とメダルが目標」と目を輝かせた。
【時事通信社】
〔写真説明〕陸上の日本選手権・女子400メートル障害で優勝した青木穂花=6月14日、愛知・パロマ瑞穂スタジアム
2026年08月19日 07時04分