栗山、有終の中前打=「ミスターレオ」最後の輝き―プロ野球・西武



西武の栗山が有終の美を飾った。最後の攻撃となった八回。2死走者なしの場面で現役最後の打席が巡ってきた。水を打ったように静まりかえるスタンド。初球を捉えると、打球は快音を残して二遊間へ。中前に抜けると大きな歓声が上がり、涙をぬぐうファンの姿もあった。

チームは優勝の可能性を残し、最下位に沈む楽天もまだ順位は確定していない。引退試合とはいえ、真剣勝負だった。元同僚の岸と対した第1、2打席は左飛。第3打席は二ゴロで、最後の最後に通算2152本目の安打を放って期待に応えた。「泣きそうだな、と思った。こんなにヒットってうれしいんだなと。ベルーナドームで1本打ちたかった。ホームのファンの皆さんの前で、本拠地で打つのは特別なもの」と感慨に浸った。

西武一筋25年。有力選手が他球団に移ったり、米大リーグに挑戦したりする中で、同期入団の中村剛と共に長くチームを支えてきた。通算安打数は、球団生え抜きの選手では最多を誇る。

西武黄金時代を知る往年の名投手で、元監督の渡辺久信さんをして「唯一無二の選手。ミスターレオ、ミスターライオンズ」と言わしめた栗山。ファンから絶大な人気を誇った背番号1は、引退試合でも輝きを放った。

【時事通信社】 〔写真説明〕8回、安打を放ち、ファンの歓声に応える西武の栗山=30日、ベルーナドーム 〔写真説明〕引退セレモニーで感極まる西武の栗山=30日、ベルーナドーム 〔写真説明〕引退セレモニー後に場内を一周し、観客に手を振る西武の栗山=30日、ベルーナドーム(代表撮影) 〔写真説明〕西武栗山(左から3人目)の引退セレモニーに登場した炭谷(左端)と中村剛(同2人目)ら=30日、ベルーナドーム

2026年08月30日 22時09分


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