東京でパラリンピック、もう一度=アジアパラにも期待―IPC会長インタビュー



国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長(49)が、東京都内で時事通信のインタビューに応じた。今夏で2021年東京パラリンピックの開催から5年の節目を迎え、都に招かれてレガシー視察を目的に来日。新型コロナウイルス禍により無観客で行われた東京大会を改めて評価し、「個人的な夢だが、東京はもう一度夏季パラリンピックをやるべきだ。今度は有観客でやっているところが見たい」と語った。

◇レガシーを称賛

パーソンズ会長は8月28日から3日間、各所を回った。13年に大会開催が決まって以降、東京ではバリアフリー化が進み、段差が解消された鉄道駅は24年度末の時点で98%に達した。利用しやすくなった道路や施設も増え、「東京はもともと優れていたが、さらに改善された。障害者への理解は大きく変わったと感じる」と称賛する。

競技普及事業として都が進めるパラスポーツ体験会にも参加。子どもと直接交流し、「今の東京の子どもはパラでアスリートの活躍を見ている。『障害があってもスポーツはできる』なんて説得する必要がない」と述べた。体験会は週末を中心に年間約120回、特別支援学校を開放して行われている。実施校は毎年のように増え、今年度は計35校となった。

◇アジアパラに期待

東京大会以降、パラ招致を目指す都市の関係者には「東京こそが目指すべき姿で、素晴らしい先例」と伝えているという。昨年、デフリンピックや陸上の世界選手権を開催した実績も評価し、「高い水準で運営してくれる信頼感がある。パラの予選などを日本でやりたいという話が、われわれの間で話題に挙がっている」と明かす。

日本では10月18日に、愛知・名古屋アジアパラ大会の開幕が控える。「アジア全体に素晴らしいものを発信してほしい。東京パラと同じように、日本全体の変化に貢献してもらいたい」と期待した。

【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答える国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長=8月29日、東京都墨田区 〔写真説明〕インタビューに答える国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長=8月29日、東京都墨田区 〔写真説明〕インタビューに答える国際パラリンピック委員会のパーソンズ会長=8月29日、東京都墨田区

2026年09月12日 07時10分


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