
持ち味である低い姿勢からの攻めが光った。安青錦が大関昇進に挑む熱海富士を退けて4日ぶりの白星。「自分らしくいこうと決めていた。3日間は自分らしい相撲がなかなか取れなかった」と落ち着いた様子で語った。
左で前まわしを取り、頭をつけて巨漢の圧力をこらえた。出し投げで揺さぶり、右のまわしも引くとこん身の力を込めて寄り切った。「絶対に引かず、最後まで前に出ることを心掛けた」
7月の名古屋場所は左足に不安を抱える中、11日目に大関復帰を遂げた。千秋楽の本割では1差で追ってきた熱海富士に敗れたが、霧島も加わった12勝3敗での優勝決定ともえ戦を不屈の精神力で制した。
それでも「3回負けた。まだ伸びしろがある」と向上心は尽きず、夏巡業は基礎運動などで鍛えた。場所前に関取衆との手合わせはなかったが、師匠の安治川親方(元関脇安美錦)は「他のことでカバーする。体が相撲を簡単に忘れるわけがない」と、厚い信頼を寄せる。
貫禄を示した安青錦は「自分の相撲を取れた」と自信をにじませた。
【時事通信社】
〔写真説明〕安青錦(左)は熱海富士を寄り切りで下す=19日、東京・両国国技館
2026年09月19日 20時41分