
エースの松下か、新星の小島か。競泳男子200メートル個人メドレーの勝負の行方は、最後までもつれた。0秒06差で制したのは松下。「意地。電光掲示板を見るまで分からなかった。勝ててよかった」。ほっとひと息ついた。
150メートルまでは相手がリード。ターンしてから松下が前に出たが、再び抜かれた。ラストの自由形が得意な松下にとっては驚きの展開。終盤は動きが硬くなった小島と違って冷静に泳ぎ切り、最後のタッチでかわした。経験が物を言い「夢貴(小島)より少し長く生きてきたので、その差が出たかな」と笑った。
会場には、2021年東京五輪金メダルの汪順を応援する中国のファンが多く詰め掛けた。アウェー寄りの雰囲気の中でも、しっかり勝ち切った。
本命は400メートル個人メドレーだが、スピードが求められるこの種目でも自己ベストをマークし、頂点に。後輩が力を付けてきたことを歓迎しつつ、「ずっと上の年代を追う気楽なチャレンジャーとしてやってきた。追われる立場は、また違った刺激になるのですごく楽しい」。生き生きとした表情で語った。
【時事通信社】
〔写真説明〕競泳男子200メートル個人メドレーで優勝し、歓声に応える松下知之=20日、東京アクアティクスセンター
〔写真説明〕競泳男子200メートル個人メドレー決勝で力泳する松下知之=20日、東京アクアティクスセンター
2026年09月20日 19時43分