
ほとんどの相手が自分よりも大きい。それでも新関脇藤ノ川の闘志は、幕内最年長の実力者、高安の攻めを上回った。
突き押しに体を起こされても、下から素早くあてがって応戦。気迫十分に突っ張る、いなす。休まず攻め続けて、2本入るとさらに前進。最後は全身で放り投げるように押し出した。
前回対戦した春場所では組み止められ、圧力負けした相手だった。雪辱を果たし「負けていたので勝ちたかった」と力強く言った。
新入幕から1年余りで関脇に昇進した幕内最年少の21歳。場所前には「力が付いた要因」と自己分析する出稽古を重ねた。伊勢ケ浜部屋、音羽山部屋などを訪れ、大関霧島や新小結伯乃富士とも胸を合わせた。早速、結果に結び付け、「稽古の成果が出ている」と納得の表情を見せた。
8日目を終えて6勝2敗で折り返す。9日目は2敗で並ぶ大関琴桜との一番が組まれた。勢いに乗る177センチの小兵は、「上位が残っているので、しっかり勝てるように頑張る」。後半戦を見据え、気合を入れ直した。
【時事通信社】
〔写真説明〕高安(手前)を攻める藤ノ川=20日、東京・両国国技館
2026年09月20日 20時39分