
スコアが動いたのは90分を回る直前だった。耐え続けた神戸が白星を手繰り寄せた。主将の山川は大きくガッツポーズを見せ、GK権田と抱き合った。
カウンターを何度となく、はじき返した。後半30分すぎに速攻を許した場面は、井手口が一気に戻って攻撃の芽を摘む。奪われたジェバリが悔しさをあらわにするプレーだった。辛抱強く守り、最後にエリキのゴールが生まれた。
5失点はリーグ最少。スキッベ監督は「ボールや相手をゴールから遠ざける」と理想の形を語る。今季は敵陣からのプレスをベースに堅守が光る。この日は狙いがはまらなくてもゴールを割らせず、山川は「粘って勝ちにつなげられたのは、経験値として大きい」。
16日にアジア・チャンピオンズリーグ・エリートの初戦をタイで戦ったばかり。調整が難しい中、リーグ戦5連勝で今季初めて首位に立った。武藤は「結果を出し続けて、自信を強固にしていきたい」。王座奪還へ、着実に歩みを進めている。
【時事通信社】
〔写真説明〕後半、先制のゴールを決め、喜ぶ神戸のエリキ(右端)ら=20日、大阪・パナソニックスタジアム吹田
2026年09月20日 20時55分