
愛知・名古屋アジア大会で、サッカー女子の日本(なでしこジャパン)は3連覇を懸けて2日の決勝で北朝鮮と戦う。初戦から準決勝まで5試合連続ゴール中のFW神谷千菜(25)=広島=にとっては、個人の記録も懸かる大一番となる。
決勝進出の立役者となった。準決勝の韓国戦で2得点。先制点は相手GKと激しくぶつかりながら頭で押し込んだ。「自分は突っ込んでいくプレーが多い」と、けが予防のためにマウスピースを着け、力強さを随所で見せる。愛知県出身。試合会場は隣の静岡県内で、家族や友人の前で勇姿を披露することもできた。
今大会がなでしこ初招集。それまでは苦節があった。U17(17歳以下)ワールドカップ(W杯)に出場するなど年代別代表でプレー。名門の日テレ・東京Vに所属していた2024年9月、自ら退団を申し出た。「自分らしいプレーが出せなかった。コミュニケーション能力も含め、足りなかった」。一度はサッカーから離れ、なでしこリーグの伊賀で再出発した。
国内組中心で臨む今大会。海外組が占める主力に割って入るためにも、アピールが続く。6試合連続ゴールを決めれば、岩渕真奈さんと植木理子(ウェストハム)を上回り、なでしこ最長となる。「今大会は得点にこだわっている。一皮むけたい」。有終の美を飾れるか。
【時事通信社】
〔写真説明〕サッカー女子準決勝、韓国戦の後半、先制ゴールを決める神谷(手前右)=9月29日、静岡・エコパスタジアム
〔写真説明〕サッカー女子決勝に向け、練習する神谷(中央)=1日、静岡県袋井市
2026年10月02日 07時05分