
愛知・名古屋アジア大会は若い世代を対象とした活動が盛んだ。その一つは「中学生ユースサポート事業」。大会運営業務を体験し、スポーツの面白さや国際交流を肌で感じられる貴重な機会になっている。
活動には3日間で約520人が参加。柔道女子で五輪を連覇した谷本歩実さんらと一緒に、競技会場で招集所の準備などを行った。他にも選手を誘導したり、飲料を渡すと英語でお礼が返ってきたり、腕相撲をしたり。中学生たちに、喜びや驚きといったさまざまな表情が浮かんだという。
1日に行われた報告会には、活動に参加した中学1年の2人も登場。長江真央さんは「みんなで協力すると、難しいことでも乗り越えられる」ことを学び、日比野央征さんは「予定変更があっても、それに応じて行動しないと」との気付きを得たという。
組織委アスリート委員長を務める谷本さんは、以前から「子どもたちに何が残せるか」と思案。組織委の粉川俊一朗さんは「レガシーとは何かを議論し、将来を支える人づくりにつなげたいということで事業を立ち上げた」と説明する。人を育てることこそ、後世の財産になるという考え方だ。
谷本さんは「こういった経験は今後につながる。これからどんな未来を描くのか、そんなアクションにつながっていけばいい」。次世代の成長と地域の未来に心を躍らせる。
【時事通信社】
〔写真説明〕サウジアラビアのコーチ(右端)に飲み物を手渡すボランティアの中学生。右から3人目は谷本歩実さん=9月25日、愛知・パロマ瑞穂北陸上競技場
〔写真説明〕愛知・名古屋アジア大会の運営を手伝った中学1年の長江真央さん(右)。左は大会組織委員会アスリート委員長の谷本歩実さん=1日、名古屋市港区
2026年10月02日 14時31分