
【セントピーターズバーグ時事】米大リーグでア・リーグ優勝決定シリーズに臨んでいるレイズには、選手のコンディショニングを支える日本人スタッフがいる。宮崎県出身の渡辺誉さん(51)と兵庫県出身の福田紳一郎さん(41)。チームが狙うのは球団史上初のワールドシリーズ(WS)制覇で、2人にとっても悲願だ。
かつて野茂英雄や前田健太、筒香嘉智らの専属トレーナーを務めた渡辺さんは、ドジャースでも2017、18年にWSを経験したが、頂点には届かなかった。「今年はぜひ、一番いいチャンピオンリングをもらいたい」。2年連続で40本塁打以上をマークしたカミネロの体もケアしている。渡辺さんが「一つ一つの筋肉が大きい」と目を見張る23歳のスラッガーは、今季全162試合に出場した。
アスレチックトレーナーで鍼灸(しんきゅう)師でもある福田さんは、マイナー時代を含めて10年以上レイズの組織に携わる。度重なる肘の手術を乗り越え、今季は16勝を挙げたラスムセンの復活もスタッフの一員として長く支えた。「けがなくプレーしてくれるのが一番うれしいが、その上で結果も出してくれるのもやっぱりうれしい。やってきたことが間違っていなかったと思える」と実感を込める。
投打とも質の高いプレーを見せ、ア・リーグ東地区では高額年俸選手をそろえたヤンキースやレッドソックスを抑えて優勝。今季のチームについて渡辺さんは「一体感が強く、雰囲気がすごくいい」と話し、福田さんも「仲の良さ」が強さの背景にあると感じている。選手もコーチ陣もスタッフも一丸になり、最高の景色を目指す。
【時事通信社】
〔写真説明〕レイズのスタッフの渡辺誉さん(右)と福田紳一郎さん=12日、セントピーターズバーグ
2026年10月16日 07時12分