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求人サイトで闇バイト募集=働きやすさ売り、意図せず関与―警察庁と厚労省、対策強化へ



特殊詐欺の被害者から現金を受け取る「受け子」など、闇バイトの募集に複数の大手求人サイトや情報誌が悪用されるケースが増えている。通常の求人を装っているため、応募者が意図せず犯行に関与してしまう恐れがあり、警察庁は警戒を強めている。

警察庁によると、SNSによる募集と違い、大手求人サイトなどでの募集は必ずしも高額報酬を売りにしていない。仕事の内容は「受け取り・配送」「現場系作業スタッフ」と一般的で、勤務時間も「午前9時~午後5時」「土日完全休み」「運転免許不要」など、誰でもできて働きやすいことをアピールしているのが特徴。求人元の企業や住所は架空か実態がなく、電話番号は特殊詐欺のリクルーターにつながるケースが多いという。

一見して闇バイトと分からない内容になっており、警察庁は応募する前に求人元が本物か確認することを推奨している。

逮捕者も増えている。同庁によると、昨年1月~今年1月末、大手求人サイトの「インディード」「エンゲージ」や情報誌などを使った闇バイトの求人に応じて逮捕されたのは、東京、愛知、福岡など7都県の38人に上った。

警視庁が昨年11月に逮捕した男(27)は、「採用された仕事で荷物を受け取っただけで、犯罪と思っていなかった」などと供述。愛知県警は昨年8月~今年2月末、求人サイトから応募した受け子の男女12人を詐欺容疑などで逮捕するとともに、サイト側に対し、求人募集する業者の調査を促している。

有害な業務に就かせる目的の求人は職業安定法で禁じられている。政府が策定した闇バイト緊急対策プランに沿って、同庁は厚生労働省とともに取り締まりや、違法求人の削除要請などの対策を強化する方針。

サイト運営会社側は、悪用防止のため国税庁のデータベースと照合して法人登録の有無を確認するなどの対策を取っている。運営会社の担当者は「巧妙化した有害求人を排除できるよう、審査基準を随時強化している」と話した。

【時事通信社】

2023年03月18日 14時45分

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