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ツイッターで闇バイト閲覧半数=若者向け啓発活動を強化―渋谷駅前でチラシ・警視庁



強盗や特殊詐欺の実行役を募集する「闇バイト」が問題になっている。警視庁の調査では、実行役の約半数がツイッターの募集投稿に接した経験があった。同庁は若者への啓発に力を入れており、27日、東京都内で「手を出さないで」と呼び掛けた。

警視庁によると、特殊詐欺に関与したとして昨年取り調べた実行役620人の約半数は、闇バイトを募集するツイッターの投稿にアクセスした経験があった。

特殊詐欺は被害者からキャッシュカードを受け取る「受け子」や、詐取金を金融機関から引き出す「出し子」などとして、若者の関与が目立つ。指示役を含め、昨年摘発した793人は10代が18.9%、20代が44.6%と、全体の6割超が29歳以下だった。

このうち、10代の動機は「遊興費に充てる」が58.7%と最も多く、「生活困窮」も10.7%と、金銭目的が全体の約7割を占めた。

若者が目先の金銭目当てで加担するのを防ぐため、警視庁は啓発活動に力を入れる。

24日には動画「#BAN闇バイト」をユーチューブで公開。SNSのアカウント停止を意味する「BAN」(禁止)という単語をタイトルに入れ、若者に見てもらいやすいように工夫した。

27日はJR渋谷駅前で学生防犯ボランティア団体「ピーポーズ」と共に、「闇バイトは犯罪」と訴えるチラシ約1000枚を配布。来月1日からは複数の大学で、警察官が新入生向けに講演し、闇バイトに手を出さないように呼び掛ける。

警視庁によると、闇バイト応募者は個人情報を把握され、犯罪組織から抜け出せなくなる。仕事内容は「テレグラム」や「シグナル」といった秘匿性の高い通信アプリで伝えられるといい、「(同種の)アプリに誘導されたらおかしいと判断してほしい」と呼び掛けている。

【時事通信社】

2023年03月27日 18時41分

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