「横綱豊昇龍」、29日誕生=横審が全会一致で推薦―大相撲



大相撲の横綱審議委員会(横審=山内昌之委員長)は27日、東京・両国国技館で開かれ、日本相撲協会から諮問された大関豊昇龍(25)=本名スガラグチャー・ビャンバスレン、モンゴル出身、立浪部屋=の横綱昇進について、全会一致で「推薦」の答申を出した。74人目の横綱誕生が事実上、決まった。

相撲協会が29日に開く春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)番付編成会議と臨時理事会を経て、2021年名古屋場所後の照ノ富士(現親方)以来となる横綱が生まれる。モンゴル出身では朝青龍、白鵬らに続いて6人目。

元朝青龍のおいの豊昇龍は、昨年11月の九州場所は13勝2敗で優勝次点。綱とりに挑んだ先の初場所は12勝で並んだ王鵬、金峰山との優勝決定ともえ戦を制し、大関昇進後の初優勝を遂げた。記者会見した山内委員長は「内規に合致している。長期間、活躍できる素質を持っている」と述べ、今後の成長にも期待した結論だと説明した。

初場所中に一人横綱の照ノ富士が引退。32年ぶりとなる横綱空位の危機が避けられる。

【時事通信社】 〔写真説明〕大相撲の大関豊昇龍 〔写真説明〕日本相撲協会から諮問された大関豊昇龍の横綱昇進について議論する横綱審議委員会のメンバーら=27日、東京・両国国技館(日本相撲協会提供)

2025年01月27日 19時34分


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