【シリコンバレー時事】米エヌビディアは18日、処理性能を現行の1.5倍に高めた人工知能(AI)向け最新半導体「ブラックウェル・ウルトラ」の今年後半の投入を発表した。開発・運用コストを効率化するソフトウエアも合わせて提供。人間の仕事を代行するAIエージェントやロボットの時代を見据え、積極攻勢を掛ける。
「計算能力への要求はさらに強まっている」。同社のフアン最高経営責任者(CEO)は同日の年次開発者会議でこのように強調した。中国の新興企業ディープシーク(深度求索)が旧世代の半導体を使いつつ、高性能で低コストなAIモデルを開発したと主張したことでくすぶる先端製品への懐疑論払拭を図った。
【時事通信社】
〔写真説明〕年次開発者会議で説明する米エヌビディアのフアン最高経営責任者(CEO)=18日、米カリフォルニア州サンノゼ
2025年03月19日 18時02分