「横綱大の里」、28日誕生=横審が全会一致で推薦―大相撲



大相撲の横綱審議委員会(横審=大島理森委員長)は26日、東京・両国国技館で開かれ、日本相撲協会から諮問された東大関大の里(24)=本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋=の横綱昇進について、全会一致で「推薦」の答申を出した。75人目の横綱誕生が事実上、決まった。

相撲協会が28日に開く名古屋場所(7月13日初日、IGアリーナ=愛知国際アリーナ)番付編成会議と臨時理事会を経て、今年初場所後の豊昇龍以来となる横綱が生まれる。日本出身としては、2017年初場所後の稀勢の里(現二所ノ関親方)以来、8年ぶりの昇進。初土俵から所要13場所での綱とりは、年6場所制となった1958年以降初土俵の力士では最速となる。

大の里は3月の春場所で12勝を挙げ、大関では初賜杯となる3度目の優勝。綱とりに挑んだ先の夏場所は無傷の13連勝で2場所連続での賜杯獲得を決め、14勝1敗の好成績で終えた。記者会見した大島委員長は「2場所連続優勝は見事な成績。何よりも、泰然とした相撲をプレッシャーの中でやり切った」と述べ、精神面も高く評価した。

【時事通信社】 〔写真説明〕大の里の横綱昇進について議論する横綱審議委員会=26日、東京・両国国技館(日本相撲協会提供)

2025年05月27日 08時14分


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