小泉農水相が販売店視察=備蓄米、「コメ価格全体に影響も」



小泉進次郎農林水産相は1日、政府が随意契約で放出した備蓄米を販売する東京都内の大手小売店を視察した。「5キロ2000円」程度の備蓄米販売は徐々に本格化する見通し。

小泉氏は視察後、記者団の取材に応じ、早期の販売開始に協力した事業者らへの謝意を述べた上で、備蓄米について「需要があれば全部出すという強い思いで価格高騰を抑えたい」と強調。「今回の備蓄米投入でコメ全体の価格にも一定の影響を与える可能性がある」と期待を示した。

小泉氏はパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが展開するディスカウント店「MEGAドン・キホーテ大森山王店」(東京都大田区)と流通大手イオンの店舗「イオンスタイル品川シーサイド」(同品川区)を訪問。ドン・キホーテの店舗では、備蓄米約1200袋が店頭に積まれた様子を視察した。同店では対象をアプリ会員に絞り、正午に販売を開始。5キロ税抜き1980円の備蓄米を求めて来店客が列を成した。

【時事通信社】 〔写真説明〕政府が随意契約で放出した備蓄米の販売状況を視察する小泉進次郎農林水産相(右)=1日午後、東京都大田区 〔写真説明〕政府が随意契約で放出した備蓄米の販売状況を視察する小泉進次郎農林水産相(中央左)=1日午後、東京都品川区

2025年06月01日 17時09分


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース