【ベルリン時事】ドイツのワーデフール外相と中国の王毅共産党政治局員兼外相は3日、ベルリンで会談した。その後の共同記者会見で、ワーデフール氏は、中国によるレアアース(希土類)の輸出規制について「透明性に欠ける」と批判した。さらに、ウクライナに侵攻を続けるロシアに中国が物資を供給していることに懸念を表明し、戦争終結に向けてロシアに圧力をかけるよう求めた。
ワーデフール氏は「(輸出規制を巡る)不確実性は中国のイメージを損なっている」と苦言を呈した。これに対し、王氏は「(資源の輸出管理は)国家の主権に関わるもので、国際的な慣行だ」と反論した。
【時事通信社】
〔写真説明〕3日、ベルリンで共同記者会見に臨む中国の王毅共産党政治局員兼外相(左)とドイツのワーデフール外相(AFP時事)
2025年07月04日 12時33分