女性候補152人、3割満たず=「男女均等」目標遠く【25参院選】



3日公示の参院選に出馬した女性は計152人で、全候補者に占める比率は29.1%だった。女性候補者の人数、比率とも、2022年(181人、33.2%)に次ぐ過去2番目の高さとなった。

ただ、18年施行の「政治分野における男女共同参画推進法」は男女の候補者数を「できる限り均等」とするよう求めており、達成にはほど遠い状況。政府の男女共同参画基本計画が今年の目標として掲げた女性比率35%にも届かなかった。

女性候補者の内訳は、選挙区102人、比例代表50人。人数で最多だったのは参政党で、前回の17人から24人に増やした。立憲民主党の21人(前回26人)、共産党の20人(同32人)、自民党の17人(同19人)が続き、以下、国民民主党12人(同9人)、れいわ新選組11人(同5人)、日本維新の会7人(同14人)、公明党5人(同5人)、社民党4人(同5人)の順だった。初参戦の日本保守党は2人を擁立。「みんなでつくる党」は0人だった。

女性比率が最も高かったのはれいわの45.8%。立民、共産は前回5割を超えたが、今回はともに約4割にとどまった。国民民主は人数ベースで増やしたものの、比率は40.9%から29.3%に下げた。

世界経済フォーラム(WEF)が6月に発表した「ジェンダーギャップ指数」で、日本は148カ国中118位にとどまっている。

性別は候補者本人の申告に基づいて集計した。

【時事通信社】

2025年07月03日 21時28分

politics


関連記事

政治・行政ニュース

社会・経済ニュース

スポーツニュース