
【パリ時事】先進7カ国(G7)は6日、今年の議長国フランスの首都パリで貿易相会合を開き、重要鉱物のサプライチェーン(供給網)強靱(きょうじん)化について議論した。採択された閣僚声明は、レアアース(希土類)で圧倒的シェアを誇る中国の輸出規制を念頭に、経済的威圧への「重大な懸念」を表明。威圧に対抗するため「必要なら行動を起こす用意がある」と強調した。
日本からは赤沢亮正経済産業相が出席。G7は中国の名指しを避けたが、フォリシエ仏対外貿易担当相は記者団に「レアアースの採掘・精錬で市場を支配する特定の国に脅かされない」ことが喫緊の課題だと主張した。
声明は、強固な供給網が「経済安全保障に不可欠」と指摘。G7が信頼できるパートナー国と協力し、「経済的依存(に対する優位な立場)を武器として利用する試み・脅しを失敗に終わらせる」とした。具体策では、鉱物の共同調達や、適正価値を踏まえた最低価格制度の実現可能性について検討していく。
【時事通信社】
〔写真説明〕先進7カ国(G7)貿易相会合に出席後、記者会見する赤沢亮正経済産業相=6日、パリ
2026年05月07日 07時22分